雨振りの日に傘を広げたら、「クサッ!」って経験ありませんか?
傘の匂いは取る方法があるのか、洗うことはできるのか、
傘が臭くならないための対策はないのかを調べてやってみました。
特に折りたたみ傘や車に置きっぱなしの置き傘がクサイ・・・
傘の臭いを取る方法

傘のにおいを取るためには、臭いの原因をが何かを知っておく必要があります。
傘が臭い原因は雑菌とカビの繁殖のせい
傘の臭いの原因は雑菌とカビにあります。

雨の中に含まれている空気中の排気ガスやほこり・ちり・黄砂・PM2.5などの汚れが傘に付着して、それをエサとして雑菌が繁殖します!
雨で濡れた傘をそのままの状態にしておくと、雑菌が発生してしまい傘から嫌な臭いがしちゃうんです。
室内に洗濯物を干した時の生乾き臭みたいな感じですね。
雑菌が匂いの原因なので雑菌を取り除くことが匂いを消すことにつながります。
傘が臭い時にファブリーズしても匂いは取れなかった
傘が匂う時にもファブリーズが効果があるのでは?と思ってスプレーしてみたのですが、
スプレーした直後はファブリーズの良い匂いがするのですが、臭いにおいは取れませんでした。
傘には撥水加工がしてあるので、ファブリーズをスプレーしても弾いてしまうからかもしれません。
下記の方法が匂いを消す方法としては効果があったので、試していただきたいです。
傘を天日干しする

傘を天日干しすることで、傘に繁殖した雑菌を殺菌させてニオイをとります。
傘を開いた状態で10~20分天日干しし、その後1時間程度陰干しします。
この方法で傘の臭いが消えると思いますが、それでも傘の匂いが消えない場合は次の方法を試してみてはいかがでしょう
傘を中性洗剤で洗う
家にある食器洗い洗剤やおしゃれ着用の衣類用洗剤などの中性洗剤で傘を洗っていきます。
傘を洗うのにハイターなどの塩素系洗浄剤を使用すると除菌効果は期待できますが、傘の骨や持ち手などの金属部分が錆びてしまいます。

また生地を傷め、傘の撥水効果を弱めることにもなるので止めた方がいいでしょう。
中性洗剤がおすすめです。
用意するもの
- 洗面器
- タオルや柔らかいスポンジ
- 中性洗剤(食器用洗剤やおしゃれ着用洗剤など)
- 洗面器にぬるま湯を入れ、中性洗剤を大さじ1程度入れ洗浄液を作ります。
- タオルやスポンジに洗浄液を含ませて、傘をなでるように洗っていきます。
(ごしごし洗いすぎると傘の骨を折ったりするので、やさしく)
- 洗剤が残らないよう、シャワーで十分に洗い流します。洗剤が残っているとシミになったり、生地を傷めたりする原因になるのでしっかりとすすぎます。
- 乾いたタオルで傘の水分を拭き取っていきます。骨組みの金属部分もサビの原因となるのでしっかり拭き取りましょう。
- 直射日光の当たらない場所で陰干しします。
浴室には換気扇がついているので、そのまま浴室に干していてもいいですね。
この方法で傘の汚れもきれいになりますし、傘の匂いも消えると思います。
それでも落とせない傘の匂いは次の方法を試してください。
重曹水につけ置きする
より高い脱臭効果を期待できる方法として「重曹水でつけ置き」があります。
用意するもの
- お風呂の浴槽、または大きなゴミ袋など
- 重曹
- 水
重曹水につけ置きする手順
しばらくつけ置きしておくことで傘に染み付いたしつこい悪臭も取り除くことができるはずです!
傘の匂い対策をしてもう匂わせない!
傘の臭い匂いを取る方法をご紹介しましたが、傘が臭くならないように日ごろからお手入れすることも大事です。
重曹水で傘を拭くとカビ予防になる
先ほど傘の臭い取りで重曹を使いましたが、カビを防ぐ効果もあるんです。
重曹を溶かした重曹水を傘の生地全体にスポンジなど使って拭いておくとカビの発生を防いでくれます。
ドライヤーの熱で撥水効果を復活させる
傘は使っているうちに水をはじく力=撥水性が弱くなってきてしまいますが、ドライヤーを当てると撥水効果を復活させることができます。
傘の撥水効果が高まると、雨水が残りにくくなり、臭いの原因の雑菌やカビの発生を防ぐことができます。
防水スプレーを傘に吹きかけ撥水効果を高める
ライヤーをかけても撥水加工がなくなってしまった場合は 「防水スプレー」を使って
撥水効果を高め、雑菌繁殖を抑えます。
屋外の風通しのいい場所で、完全に乾いた状態の傘から20〜30cm離して、全体がしっとりする程度防水スプレーをかけてください。
傘を使った後は、陰干しして乾かしてしまう
自宅で管理している傘は使った翌日などに、広げて乾かしています。雨で濡れた状態のままで仕舞ってしまわないように
干す場所が取れない場合は、傘を開かずに干しても効果はあります。

雨に濡れた傘を車の中に放置しない
傘を使ったまま、車に置きっぱなしにしておくと雑菌が繁殖して匂ってしまうので、
面倒でも、陰干ししてから車の置き傘として使いましょう。
傘は直射日光が当たらない場所で保管する
長時間光に当たってしまうと、傘の生地が劣化してしまい、撥水加工が取れてしまいます。
これも匂いが発生する要因となってしまうので、保管する場所は陰になっている場所で、
完全に乾かしてから仕舞いましょう。
まとめ
傘の臭いの原因は雑菌とカビの繁殖によるもの
傘の匂いを取る方法は
- 天日干し
- 中性洗剤で洗う
- 重曹水につけ置き
これらの方法で匂いは改善すると思います。
傘の匂いを発生させないためにも日ごろのお手入れや保管方法も大事です。
使った傘は濡れたままにせず、完全に乾かしてから直射日光の当たらない場所で保管しましょう。