シマトネリコの枝に白い綿のようなものが多数付着していることに気が付きました。
この正体はコナカイガラムシだと判明!
すぐに対処したら、現在はこの白い綿現象(=カイガラムシ発生)はなくなりました!
同じような状況で困っている方の参考になるかと思い、記事にしてみました。
カイガラムシの判断材料と駆除方法について書いていますのでもし庭木のシマトネリコやオリーブの木に白い綿状の虫が発生してしまっていたらこの記事を参考に判断、駆除してみてください。見た目も悪いので早く駆除したほうがいいです!
シマトネリコの白い綿はカイガラムシの可能性大!
シマトネリコの枝や葉に白い綿とベタベタはカイガラムシ
最初に枝にある白い綿みたいな物を見つけたときにはちょっと虫がついたかな?
と軽くスルーしていたら、いつの間にかこんなに大繁殖してしまいました。
綿状のコナカイガラムシの画像がでますのでご注意
我が家のシマトネリコです▼
もし白い小さなものの付着を見つけたら、葉っぱがべたべたしていないか確認してみてください。
シマトネリコの木の下に置いていたジェットのカバーをご覧ください▼
白いものとベタベタしているものが落ちています ( ノД`)シクシク…
もしべたべたするものを発見したら、コナカイガラムシと判断して良いと思います。
カイガラムシを駆除してくれるテントウムシ
シマトネリコに白い綿状のものを発見したときに、黒いボディに2つの赤い星のてんとう虫を数匹ほど見つけたので
この白い綿状のものはテントウ虫の幼虫なのかと思っていました。
(実際はカイガラムシでしたが)
てんとう虫とカイガラムシの関係を調べてみると、このテントウ虫はカイガラムシを捕食してくれるそうです。
フタホシテントウ、ヒメアカホシテントウ、すべて肉食(虫を食べる)なので、害はなく益虫だそう。
あかほしテントウがシマトネリコにいるってことはこの白い綿状のものはコナカイガラムシであるとまた確信できました。
コナカイガラムシは人体に害がある?
このべたべたのコナカイガラムシはこのままにしていていいのでしょうか。
人体にどんな害があるんでしょう?
コナカイガラムシは人体に害はなし!
大量のコナカイガラムシをみるとぞっとしましたが、一番心配なのは人体に影響を及ぼすことがあるかどうか。
調べてみたところ、コナカイガラムシは人体に影響はないようで、安心しました。
カイガラムシの害は植物の生育を妨げること
カイガラムシの一番の害は植物にダメージを与え、枯れる原因となること
コナカイガラムシの排せつ物はべたべたと粘り気があり、植物光合成を妨げ、葉や茎、果実をまるですすのように黒く変色させてしまう「すす病」にしてしまうのです。
すす病ってこんな感じらしい
コナカイガラムシを見つけた時の駆除方法
コナカイガラムシは人体には害はないものの、放っておくと風に飛ばされてその木全体や、他の植物にまで広がって繁殖してしまう
とーってもやっかいな害虫なので、早めに駆除しなければなりません!!
1つの植物でコナカイガラムシを見つけたら、 周りの植物のチェックも絶対にしてください!
玄関付近のもう1本のシマトネリコにもコナカイガラムシが繁殖していました!
またコナカイガラムシはシマトネリコだけでなく、サボテンなどの多肉植物、オリーブなど観葉植物にもよく繁殖するそうです。
歯ブラシやピンセットでカイガラムシを直接取り除く
綿に覆われているため、薬剤が効きにくいので 古い歯ブラシなどでこすり落とすのが一番の駆除方法だそうです。
ビニール袋の中に落とすか、下に新聞紙を敷いて落とした方が良いです。
少しでもカイガラムシが残っているとたちまち大繁殖してしまうので、その他の植物をカイガラムシから守るためにもひとつ残らず駆逐したいものです。
手袋をはめて古い歯ブラシでビニール袋にこそげ落としましたが、歯ブラシにくっついたり、地面に落ちたりと、ちょっと大変でした。
コナカイガラムシ駆除対策で薬剤散布
コナカイガラムシの発生量が多い場合は薬剤を散布したほうが良いです。
コナカイガラムシは、体がとても小さいし、葉っぱの裏にも繁殖していたらもう直接取り除くのはとっても大変です。
確実に駆除するためには、直接駆除する方法と殺虫剤を併用します!
コナカイガラムシの成虫は、白い粉状の分泌物におおわれていて、薬剤の効果が出にくいので、幼虫の間に発見し、殺虫剤を使用するのが一番効果的のようです。
歯ブラシで取り除いた後に、家にあった殺虫剤を噴霧しておきました。
カイガラムシ用の殺虫剤もありますね。
土に撒いて、土中にいるカイガラムシを駆除する薬剤もありましたが、小さな子供やペットがいるので、それを使うのはやめました。
コナカイガラムシが付いた枝ごと切ってしまう方が良い場合も
コナカイガラムシがあまりにも繁殖してしまっていたら、その部分の枝ごと切ってしまうのも手ですね。
シマトネリコの剪定もするつもりでいたので、切れそうな枝は切ってしまいました!
シマトネリコについた白い粉のようなもののまとめ
庭のシマトネリコに綿毛のようなものがたくさんついていましたが、これはコナカイガラムシという植物を枯らせてしまう害虫でした。
コナカイガラムシを駆除するために、直接捕獲して、とりきれない部分は枝を切り落とし、その後、薬剤を散布してみました。
コナカイガラムシは、少しでも木に残っていると急激に繁殖することもあるらしいので、駆除作業をした後も庭木の観察をこまめにしていきたいと思います。