「楊柳」という漢字、これって何て読んだらいいのか、ずっと知らなかったので「楊柳」の読み方を調べてみました。
今年は「楊柳シャツ」が流行りだとか。ネットや雑誌でよく見かけていたけど
読めなくて・・・苦笑
「今年は楊柳が流行ってるよね~」と同僚に自慢げに言いたい 笑
楊柳の読み方は何? 意味は?
楊柳の読み方
楊柳は「ようりゅう」と読みます。
楊柳の意味は?
楊柳とは細かい縦シワ(縦方向の凹凸 楊柳シボとも言います)の入った織物で
生地を織る際に、縦糸と横糸の太さを変え、横糸に片撚の強撚糸を(一方向に強く撚りをかけた糸)入れることによって縦シワを作り出したもの
シワは生地の織り方そのもので作られていますから、伸縮はしません。
生地に凹凸があり、肌に接する部分が少ないので密着せず、さらっとした感触で、
夏物衣類によく使われている織り方だそうです。
こちら楊柳シャツです。涼しそうですね。
楊柳生地の特徴とクレープ・サッカー・リップルとの違い
楊柳とクレープの違い
「クレープ生地」の商品もさらっとしていて着心地がよいということで、
夏になると洋服の販売ページなどでみかけますが、ぱっと見ると楊柳生地ととっても似ています。
違いはなんなのでしょうか?
楊柳という生地名を英語で言うと「クレープcrepe」だそうです。
ですから 楊柳とクレープは同じと考えたらいいんですね。
また、「ちぢみ」という名前で売られている生地も、楊柳、クレープと同じものだそうです。
楊柳とサッカー生地の違いは?
夏の衣料品でよく見かける涼しい生地には
楊柳(クレープ)の他にもサッカーやリップルという生地をよく見かけます。
子ども用の浴衣や甚平、パジャマによく使われていますね。
サッカー生地は
タテ糸を調節して、表面に波状のシボ(しわ模様)がついています。
<サッカー素材>
サッカーとリップルは、
凹凸の出し方技術の違いがあり、どちらも波型のシワで似ていますね。
<リップル素材>
楊柳はタテにシワが見られますが、サッカーやリップルは波状のシワという
違いがあります。
楊柳生地のデメリット
楊柳製品は肌に触れる面積が少なくなるので、さらっとしていて着心地がよいですが、
楊流生地のデメリットとして、楊柳(クレープ)のような強撚糸使用の生地は
型崩れや表面変化を起こす恐れがあり、雨や水に濡れると濡れた箇所が縮んでしまうことです。
ですが、縮んでしまってもアイロンをかけることで直ります。
また最近の楊柳素材の商品は洗濯表示を確認してもらうと、
洗濯機で洗えるものも沢山販売されていますので、購入する前に洗濯機で洗えるかどうかを
確認した方がいいですね。
まとめ
「楊柳」という漢字の読み方がわからなくて調べてみました。
「ようりゅう」と読みます。
夏物衣料によく使われている素材で、細かい縦シワが入った織物で
「クレープ」と表記されているものと同じです。
楊柳(クレープ)同様、夏物衣料でよく見かける素材に「サッカー」「リップル」がありますが、
違いは楊柳が縦線のシワに対して、波型のシワのように織られていることです。
どちらも肌に触れる面積が少なくなるので、夏場の汗をかきやすい時期には
とても着心地がよいです。
ただし、洗濯表示をきちんと確認してから正しいお手入れをして生地を長持ちさせましょう。